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Soul, Funk, Gospel,Jazz,Blues... All of The Spritual Music

Far Away From Africa

2009.06.18

category : New Orleans, Gospel

先日のblogについてご質問を頂いた。
アイルランドの話をしていて、どうして突然、韓国・朝鮮の話が出てきたのか?と。
差別を受けていたのは韓国・朝鮮だけではないのに、限定されたのは何故か、というご質問でした。

そう思われたのは、その方だけではないだろう、と思う。
ちょっと読み返してみて、説明不足だったのかなぁとも思った。
もともとの思いつきにも無理があったのかな、とも、勿論、思う。
論文ではないので、整合性なんてものに自信は全くない。
でも、どうして、そう思ったかは書くべきなんだろう、きっと。

アイルランドについて少し調べてみたいな、と思った切っ掛けはU2だった。

Sunday20Bloody20Sunday-Endless20deep.jpg

U2 - Bloody Sunday

最初はスティーヴ・リリーホワイトのディレクションって格好良いな、と思って、気に入ったU2だった。
スネアの残響音をカットした、暴力的なまでに乾いたドラムの音。

第二次世界大戦後もアイルランドでは、カトリック住民は第2市民身分とされてきた。
選挙権、住宅への入居差別、公職での就職差別が行われた。
こうした差別に対してカトリック系住民達は抗議運動を行った。
しかしイギリスは運動弾圧のため、裁判なしで拘禁出来る特別権限法を敷いた。
1968年頃から、アイルランドでは公民権運動が起こる。
スローガンは「一人一票」、「カトリックにも平等を」。
この運動に対してイギリス政府はアイルランドに軍隊を派遣した。

1972年の1月の最終日曜日のこと。
市民がデモ行進を始めるとイギリス軍は突然発砲を開始。
13名死亡、多数が重傷を負う。
犠牲者は非武装の市民にも関わらず、イギリス政府は発砲した兵士を合法として不処分とした。
これが「血の日曜日事件」だ。

5世紀に、アイルランドに聖パトリックが渡来。
カトリックと、アイルランドの文化であるケルトが融合され、特異なキリスト教が成立する。
12世紀からイギリスはアイルランド侵略を開始する。
そしてプロテスタント化の強制が始まる。
土地の大半はイギリス人に没収される。財産の所有制限。参政権はなし。
知識を持つと厄介なので教師になることも禁じる。
造反する者は当然、殺害される。
このカトリックとプロテスタントの対立、宗教戦争が、アイルランド問題だ。

こうして整理して書くと、日本と韓国・朝鮮の関係を、宗教的対立とは言い難い。
やはり無理ある思いつきだったのだとは思う。
宗主国による植民地への弾圧は、何も日韓だけの問題ではないから。

それでもパッと思いついてしまったのは、ここの所の新聞のせいだろうか。
北朝鮮への制裁、封鎖を毎日のように聞くからだ。

今は僕はU2の18 Singlesを聴いている。

u218cover.jpg

やっぱり良いバンドだなって思う。
こんな美しい音を出す人達が、訴える内容は何なのだろう、と、僕はアイルランドのことを調べた。
そのことが後のベケット、ジョイスへの興味にも繋がっていった。
そういう意味では、U2に感謝しなければならないのだろう。
彼らの音に導かれて、当に「教科書には載っていない歴史」を勉強したのだ。

と同時に、寂しさも感じる。
僕は本を読むのが好きだったから、音に触発されて、直ぐに歴史や政治にも自然と目が向いた。
でも、そんなことも、非常にたまたまで、とっても偶然のことなのだろう。
音楽を聴いていれば、誰もが、演奏者を取り巻く環境、社会へ意識が行く訳ではない。
当然だ。
別に、そんな知識がなければ、音楽を楽しむことが出来ないなんてことはない。
みんな、それぞれが自分の楽しみ方、感じ方をすれば良いのだ。
ただ、その時に、常識とは何なのだろうか。
知っていて当たり前なことって何なのだろうか。
そんなことって一つもないのだろうか。
そう思うと非常に心細くなる。

僕がBlack Musicに憧憬を抱いて止まないのは、この「常識」の強固さにある。
つまりはゴスペルだ。そしてブルースだ。
共有財産としての音楽がある。
決して一人ではない。
アイリッシュにはケルトがある。
少なくとも仕事から帰って、自室でヘッドフォンで楽しむだけの世界ではない。

Oh Happy Day : An All-Star Music Celebration
Oh Happy Day
 Worlds collide when some of secular music's top acts take a walk on the spiritual side for "Oh Happy Day: An All-Star Music Celebration." The collection - featuring 3 Doors Down, Jon Bon Jovi, Joss Stone and Queen Latifah, among others - is set to be released this week
 "It's something that we'd never really done before and it seemed like it would be a lot of fun," 3 Doors Down lead vocalist Brad Arnold says of the band's foray into gospel music with "Presence of the Lord." "It seemed like it would also be a challenge because we'd never really recorded that style of song."
 3 Doors Down is backed by the Soul Children of Chicago, a nondenominational community choir. "Oh Happy Day" also features such pairings as Heather Headley and Al Green on "People Get Ready," Patty Griffin and Mavis Staples on "Waiting for My Child to Come Home," Bon Jovi performing "Keep the Faith" with the Washington Youth Choir and Robert Randolph and the Clark Sisters on the classic "High Ground."
 Though artists are sometimes hesitant to talk or sing about their faith Arnold says it wasn't a concern for 3 Doors Down. "We all grew up in church and we're all Christians. We were happy to do it," he says. "There was no discussion at all of whether or not we should."


なんて豊かなんだろう。
とても好きだ。

改めて、こんなことを思う。
大切なことは、考えが合わない、言葉も文化もジェンダーも違う者たちと、どうやっていくかだ、と。
理解し合うことではない。仲良くなることではない。
感覚も倫理も価値観も違う人達と、どんな風に共生するかだ。
分かり合えずとも侵害しない、排除しないような。
その相手は人でなくたって構わない。
僕は蛙も蛇も好きじゃない。
僕は蚊だって嫌いだ。
でも、まぁお互いに、今という時代で、此処という場所を生きているんだよな、と思う。
僕が嫌いで苦手だからと排除したくなるのは、やっぱり罪なのだろうか。
殺虫剤撒いたりとかね。
そんなことをごく自然に行う僕は、やはりどうにも罪深いのだろう、な。

人類は全て、アフリカのたった一人の女性を母とすると聞いたことがある。
それを思えば、共通の財産、文化を持っている筈なのに。
どうして、こんなことになったんだろう。
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プロフィール

Yokohama Black Music Association

Author:Yokohama Black Music Association
1963/10/23 Yokohama生

Otis Redding,を崇拝。
Sam Cookeを敬愛。
Lou Reed,に学ぶ。
Tom Waitsに倣う。
山口冨士夫に憧憬。

Kandy Streetのカレー、
SINGHA のスパイスティー
Ali Babaのドネル・ケバブ
ジンはゴードン 
ラムはハバナクラブ 
モルトならラフロイグ

ギターは335とChakiのフルアコ

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