rudeflowers syndicate

Soul, Funk, Gospel,Jazz,Blues... All of The Spritual Music

だって明日は分からないから、さ。

2008.09.24

category : Soul

『The GOLdeN CUPS ONE MORE TIME』(小学館)を再読。
きっと前の晩に矢作俊彦『傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを』(講談社)を読了したばかりだろう。

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「兄貴ィ」30年たった今も、その声が耳を離れない――。
痛快無比の極上エンタメ!
矢作俊彦だからこそなしえた完全復活。

日本中を震撼させたテレビドラマ『傷だらけの天使』。
そのラストシーンから30余年後、木暮修は新宿を離れ、公園で宿無し生活を送っていた。
しかし暴行により意識不明になった仲間が自分の身代わりだったことを知り、
姿を見せない敵を突き止めるため、弟分の亨を死なせた街、新宿に再び足を踏み入れる。
ドラマファンの期待を大きく上回り、ドラマを知らずとも一気に世界に入り込める、圧倒的エンターテインメント。


矢作の新作は何時も通りに、たいへん面白かった。
数時間があっという間に過ぎた程だ。
けれど、矢作に僕が求めている「何か」が少し欠けていたような気がした。

それはやっぱりヨコハマなのだろうか。

注意深く読んで貰えば一目瞭然なのだが、このブログでは横浜とヨコハマと二つの表記をしている。
カタカナ表記のヨコハマは中区、西区の野毛、若干の磯子区を表すときに使っている。
由緒正しいヨコハマ市民としては横浜駅は決して横浜ではあっても、ヨコハマではない。
ましてや「〜ニュータウン」とか「緑」とか「希望」とか付く辺りは、正直、近くにも寄りたくない。
住宅地って磁場が歪んでいるように思う。

誤解されても仕方ないけれど、ヨコハマが決して素晴らしい街だと言いたいのではない。
地下カジノが全国で一番多いのがヨコハマだという事実が何よりも雄弁にろくでもなさを物語る。
夜になれば日本語よりも、英語は当然として、韓国語、中国語、タガログ語が飛び交うような街だ。
ヤクザと出稼ぎ外国人とホームレスで一杯で
カジノとノミ屋と風俗と酒場しかない街だと思って頂けたら分かりやすいと思う。
そんな中に明治創業のパン屋さんとか、御機嫌なバーがある。
決して観光にもデートにも向いている街だとは思わない。
昨日いた人が今日にはいない街だ。

では何故にこの街で暮らしているかと言えば空気が淀まないからだ。
少なくとも母親が自分の子どもを殺したり、幼女の死体を全裸で捨て置いたりはしない。
殺すくらいなら捨てるし、或いは何処かに売り飛ばすだろう。
煮詰まった観念の中で発酵するような、神経に来る犯罪はない。
この街に棲む者同士で殺人があるとすれば肩がぶつかったとか、女の取り合いとか、そんなところ。
ホームレス狩りを楽しむ輩はヨコハマの人間がすることとは思わないな。
大通り公園のベンチを撤去させたのもマンションの住人だしね。

エースのジョーは言った。 キザなんていわないでくれ、 文学的なだけさ。

ここで云う文学とは、ホラー小説とも読めそうな純文学なんかじゃない。
心理でも狂気でもない。電子マネーやITとも無縁だ。
裏通りの酔漢の喧嘩をチークダンスとパラフレーズする程度のものだと思ってくれたらいい。
それとも更に気取って、幻の市街戦とでも言おうか。
長谷川伸や山田風太郎が代表作家だと言えば伝わるだろうか。
大佛次郎じゃないな、記念館はあるけれど。

聞くに堪えない事件が起こる度に住宅地には住みたくないと心から思う。
何かの弾みで住宅地へ行くと、スティーヴン・キングの小説を直ぐに思い出してしまう。
それなら『一本刀土俵入り』や『地の果ての獄』の方がずっといい。
少なくとも神経に小骨が刺さるような思いはしない。

Clarence Dobbins  
Tony Coleman and the House Rockers with Clarence Dobbins
 
去年は Roy Youngを見付けた。 
今年、最高にソウルフルなシンガーは、クラレンス・ドビンズだな。
本当に最高だな。
一曲目の Can't Buy Youから僕はもう首っ丈だったよ。

ドビンズの音はブルースとソウルが気持ちよく同居している。
分かって貰えるだろうか。
《憂鬱》と《魂》が共存していると僕は言いたいんだ。
ただ色んな物があれば良いと云うだけじゃない。
異なるものが、それぞれ有機的に絡み合っている。
少なくとも表面だけ体裁を整えた世界じゃない。

明日、あんたは此処から消えるかも知れないよな。
なら今夜は楽しもうぜ?

そんな音だ。
これってヨコハマじゃないかなあ、と思った。
様々な人種…欧米から東南アジアから南米まで。
様々な階層…山手のお上品な人たちから宿無しまで。
そんなものが今夜一晩、ダンスしているようだ。

だって明日は分からないから、さ。

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Clarence Dobbins
正統派ブルースン・ソウルを受け継ぐ鋼の喉を持つ男、現る!!
テネシー州ナッシュヴィルで生まれ育ち、ローカル・クラブで地道に活動を続けてきたシンガー、クラレンス・ドビンズ。
オーティス・レディングらに繋がるサザン・ソウルの伝統をこの男は堂々と受け継いでいる。
自身のバンドを従え、魂に迫るソウル・シンギングでバラードからファンキー・チューン、レイ・チャールズやO.V.ライトのカヴァーまで熱唱だ。
米国南部で再び勢いを増すインディ・ソウルのディープ・インサイドから現れた大注目の逸材!
プロフィール

Yokohama Black Music Association

Author:Yokohama Black Music Association
1963/10/23 Yokohama生

Otis Redding,を崇拝。
Sam Cookeを敬愛。
Lou Reed,に学ぶ。
Tom Waitsに倣う。
山口冨士夫に憧憬。

Kandy Streetのカレー、
SINGHA のスパイスティー
Ali Babaのドネル・ケバブ
ジンはゴードン 
ラムはハバナクラブ 
モルトならラフロイグ

ギターは335とChakiのフルアコ

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